■学校パニック
学校の校舎や体育館では耐火や吸音などの目的で、天井にアスベストが吹き付けられていました。1987年、神奈川県内のアスベストの不法投棄事件をきっかけに、アスベストの危険性に社会的関心が高まりました。旧文部省(現文部科学省)が全国の学校を調査をしたところ、全体の3.3%にあたる1337校でアスベストが使われていることが判明し、「学校パニック」が起きました。
この「学校パニック」を機に、学校でのアスベスト除去が進められましたが、すべての学校で対策がとられたという確認はなされていません。また、近年の再調査でも、新たにアスベスト使用が確認されています。
◇ 厳選関連リンク さらに勉強しましょう
文部科学省:アスベスト対策について
読売新聞:繰り返された「学校パニック」2005/10/5
■直近の状況
総務省は、全国の公立学校・病院や自治体庁舎、警察署などの公共施設のアスベスト使用状況の調査結果をまとめました。調査が終了した39万9091カ所のうち、1.4%の5486カ所で、アスベストが使われながら除去作業が行われていなかったことが判明しました。
◇ 厳選関連リンク さらに勉強しましょう
毎日新聞:アスベスト:公共施設の石綿、1.4%は未除去−−総務省まとめ
NIKKEI NET:石綿使用の公共施設、4割以上で対応策なし
■危険性
アスベストが使われている施設であっても、滞在する時間が短ければ、石綿繊維を大量に吸い込む危険はまずありません。また、石綿がむきだしになっている場合を除けば、あまり心配する必要はないとされています。
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