■アスベストが原因とされる健康被害
アスベストの繊維は非常に繊細なため、肺の奥深くまで入り込みやすく、一度吸い込むと、対外に排出されにくいという特徴があります。
熱や酸にも強いことから、体内で分解されることなく、数十年にわたり体内にとどまり、呼吸器系の病気やがんなど、深刻な健康被害の原因となることが明らかになってきました。
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アスベスト(石綿)情報:厚生労働省
環境再生保全機構:石綿(アスベスト)健康被害
労災疾病等12分野普及システム:じん肺 石綿関連疾患について
独立行政法人国立病院機構山陽病院:アスベストと中皮腫Q&A
YOMIURI ONLINE(読売新聞):アスベストの被害Q&A
[アスベスト(石綿)肺]
長年にわたって吸入したアスベスト粉じんが肺に沈着し、肺が線維化、次第に肺機能が低下するという、じん肺症の1つです。
アスベスト肺は、アスベスト粉じんを10年以上吸入した労働者に起こるといわれ、発症まで10〜20年かかるといわれています。
病状が悪化すると、酸素が肺に取り込まれにくくなり、呼吸困難となり、心不全の原因となります。
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メルクマニュアル医学百科(万有製薬):アスベスト肺
[悪性中皮腫]
中皮腫は肺をとりかこむ胸膜や、肝臓、胃などの臓器をかこむ腹膜等にできる腫瘍で、悪性のものは、アスベストが関与しているものが多いといわれています。
発症までの期間は20-50年で、若い時期にアスベスト粉じんを吸入しているほど発症しやすいとされ、現時点では有効な治療法がみつかっていません。
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国立がんセンター:中皮腫
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia):中皮腫
[肺がん]
肺細胞に突き刺さったアスベスト繊維の刺激が肺がんを引き起こすとされています。アスベスト粉じんを吸入した量が多いほど、発症しやすく、喫煙は発症率を高めます。発症までには、15-40年かかるといわれています。
アスベストによる肺がんの死亡者数は中皮腫の死亡者の2倍はいるといわれていますが、本人も医療関係者も、その原因がアスベストによるものであることに気付いていないケースも多数あるのでは、と推測されています。
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アスベストセンター:石綿による肺癌とは?
[胸膜炎(良性石綿胸水)]
アスベストによる胸膜の炎症で、左右の胸膜腔に水がたまったり、胸膜同士が癒着してしまうこともあります。アスベスト粉じんを吸入し、比較的短期間で発症することも多いとされ、20年以内に発症するものとしては、もっとも多い健康被害です。
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メルクマニュアル医学百科(万有製薬):胸膜炎
ひらの亀戸ひまわり診療所:良性石綿胸水
[びまん性胸膜肥厚]
びまん性胸膜肥厚は、石綿肺や胸膜炎の後遺症として、胸膜が広範囲で肥厚することで、呼吸機能障害などを引き起こします。
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ひらの亀戸ひまわり診療所:びまん性胸膜肥厚
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