■病気の発見
アスベストの健康被害で一番深刻な肺がんや中皮腫は潜伏期間が長く、その間は無症状で、早期発見は困難です。胸部レントゲンやCT検査で見つかる場合もあるので、心配な場合は、定期的に検診を受けることを専門家の多くが勧めています。
アスベストを吸い込んで早期に発症しやすい胸膜炎などは、せきが出たり、胸の痛みや呼吸困難、発熱などが起こります。胸膜炎が治まった後、胸膜が広範囲で癒着するびまん性胸膜肥厚や、肺の組織が線維化してしまうアスベスト(石綿)肺では、痰がでたり、息をすると「ぜーぜー」となったり、呼吸困難を感じるようになります。
■病気の治療方法
アスベストを原因とした肺がんについても、治療法は通常の肺がんと同様です。がん組織を肺ごと取り除く手術のほか、抗がん剤、放射線を使った治療があります。
中皮腫については、現時点では有効な治療法がみつかっていません。多くの場合は抗がん剤治療をすることになりますが、悪性度の強い病気のため、根本治療は難しいとされています。
アスベスト(石綿)肺やびまん性胸膜肥厚などについても、呼吸困難を緩和する治療を行うことが中心となっています。
◇ 厳選関連リンク さらに勉強しましょう
財団法人 神奈川県予防医学協会:No.451-1-アスベストによる健康障害と対策
財団法人 神奈川県予防医学協会:アスベスト対策
東京労働安全衛生センター:じん肺と職業がんのお話
産業医科大学 じん肺って?:職業性肺疾患
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